連載 Evidence-Based Nursing 実験実習を導入した看護技術教育・8
(各論7)感染看護の基礎実習
深井 喜代子
1
,
美祢 弘子
1
,
關戸 啓子
1
1川崎医療福祉大学
pp.152-155
発行日 2000年2月25日
Published Date 2000/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902215
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はじめに
この連載の初回に紹介したように,本学科の基礎看護学では,いわゆる技術論を先行させた後,2年次に看護方法特論と称したユニークな科目を導入してきた(表1).今回は,この中の「感染看護の基礎実習」を紹介する.この実習は一般に微生物学実習とよばれる内容である.学生は1年次に微生物学と看護方法論Ⅰで感染予防(滅菌と消毒,清潔操作を含む)を履修している.そこで2年次の後期に,それらの統合概念として学習させるために,敢えて「感染看護の基礎」と銘打って実習を行っている.名称にこだわるわけではないが,看護方法論の中にこのような実習を組み入れることで,学生の知識体系の中では単に微生物学の実習というよりは,看護学の実習として印象付けようと意図したからである.
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