調査研究
学生の精神障害者に対する不安・偏見を重視し,生活者の視点での対人援助過程の展開を試みて
柳川 育子
1
1京都市立看護短期大学
pp.550-555
発行日 1999年7月25日
Published Date 1999/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902097
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はじめに
京都市立看護短期大学(以下,本学とする)の精神障害のある患者の看護実習(以下,「精神科看護実習」とする)は,1996年度より,それまでの1単位(1週間=45時間)から2単位となった.それを機会に,実習方法も学生が患者1人を受持ち,看護過程を展開する方法に変更した.初年度の学生の,実習前・後の意識変化および実習状況の調査結果は既に報告1)したが,この結果をふまえて検討・改善し,97年度の実習を展開した.この実習改善前・後2年間分の調査資料を比較・分析することで,実習方法の改善による学生の変化を明らかにし,さらに実習方法を改善する方向を探ったので報告する.
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