臨床に資する看護研究―私の研究指導 第2部 教員と臨床ナースの共同研究
【論文】看護婦の臨床実践能力と経験年数との関係
松本 喜代子
1
,
陣田 泰子
2,3
,
國岡 照子
4
1聖マリアンナ医科大学病院脳神経外科
2健和会臨床看護研究所
3当時:川崎市立看護短期大学
4川崎市立看護短期大学
pp.980-982
発行日 1998年11月30日
Published Date 1998/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901969
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目的
梶山らの先行研究である,臨床実践能力の修得段階と発展過程では,看護ケアの質に経験年数は関係なく,どのように経験を積むかが臨床実践能力の向上に関係してくる,と述べられている.しかし私たちは,長い看護婦としての経験から,臨床実践能力と経験年数は,何らかの関係があるのではないかと考えた.そこで,P. ベナーの臨床実践能力の領域分類を用いて,臨床看護実践能力と経験年数との関係を明らかにし,看護婦のキャリア発達を促すための資料とすることを目的として本調査に取り組んだ.
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