臨床に資する看護研究―私の研究指導 第2部 教員と臨床ナースの共同研究
―研究を振り返って―臨床の課題を異なる視点で検討して
松本 喜代子
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1聖マリアンナ医科大学病院脳神経外科
pp.983
発行日 1998年11月30日
Published Date 1998/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901970
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私立の医科大学病院は経験年数の少ない若いスタッフの占める割合が高い.当院においても平均在職年数は3.7年である.若いスタッフの教育,育成は病棟管理上の課題である.技術や特定分野の知識を短期間でマスターしなければ,3交替勤務のなかで患者の安全を確保できない.
開棟して5年目の脳神経外科病棟では,1~3年目のスタッフの割合が看護婦定数の60%となっている.経験2年目にはプライマリナースとしての役割をしなければならない状況にある.少ない体験をいかに発達させてゆけばよいのか悩みはつきない.
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