実践報告
韓国実習における異文化間コミュニケーションと態度の形成
根本 恵子
1
,
日高 艶子
1
1前:聖マリア学院短期大学
pp.787-792
発行日 1998年10月25日
Published Date 1998/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901925
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はじめに
聖マリア学院専攻科地域看護学専攻国際看護コースは,保健医療の分野に関する国際的な視野を養うため,臨床実習の一貫として韓国での海外実習を行なっている.主な目的は,異文化における看護活動を早期に体験し自己の問題解決能力を養うとともに,異文化間コミュニケーションの重要性を修得することである.期間は10日間で,主な内容は看護大学での講義,臨床実習,社会福祉施設の見学である(表1).なかでも異文化間コミュニケーションに関しては,学生は実習を通じて言語的コミュニケーションのみならず非言語的コミュニケーションの重要性を学ぶとともに,さまざまな文化的差異を体験している.
そこで今回は,韓国実習が学生の異文化間コミュニケーションに対する理解と態度の形成に及ぼした影響を明らかにし,看護教育における海外実習の実践例として報告する.
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