連載 ワークで学ぶ在宅看護論・5
信頼関係を築く対応とマナー―方法論Ⅰ「訪問時の対応とマナー」
網野 寛子
1
,
高橋 順子
1
,
大塚 廣子
2
,
桑原 光代
3
1都立板橋看護専門学校
2都立府中看護専門学校
3都立府中療育センター看護科
pp.854-857
発行日 1997年11月25日
Published Date 1997/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901715
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はじめに
保健所実習のまとめのカンファレンスに参加したときのことである.学生の1人は保健婦の家庭訪問に同行した感想を「保健所に来る時はよそ行きの顔をしているが,自分の家にいる時は本当の姿がみえる」といっていた.
訪問先は双胎の未熟児の母親,1人にミルクをあげているともう片方がむずかって泣き出し,休む暇なく育児に悪戦苦闘する姿をみてきたようだ.保健所の乳児健診に来る時の母親と対比した率直な感想であった.
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