連載 「進学コース」教育の意味・2
可能性を拓く,生涯学習につながるもの
山田 都市子
1
1前杏林大学医学部付属看護専門学校
pp.834-837
発行日 1997年11月25日
Published Date 1997/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901711
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1948年保健婦助産婦看護婦法の公布,続く1951年同法の一部改正により国は看護婦の甲種,乙種を廃止,職業看護婦(professional nurse)を一本建てとした.しかし,同時に乙種に変わる看護要員として准看護婦(assistant nurse)の制度を設け1),これにより准看護婦が誕生,このことが1957年9月の進学コース開設(国立系3校)に繋がっていくのである.以後,わが国の看護界は日本看護協会を先頭に看護婦の質,社会的地位の向上および真の専門職化を図る一方法として,進学コースへの入学支援と,准看護婦制度の廃止に取り組み,いま,その念願達成を目前にしている.
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