特別記事 新世紀の看護にふさわしい臨地実習教育へ―第23回国立医療技術短期大学部看護学科協議会総会シンポジウムより
地域看護・在宅看護実習の実際と今後の課題
当間 麻子
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1医療法人偕行会訪問看護ステーションなかがわ
pp.773-777
発行日 1997年10月25日
Published Date 1997/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901697
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訪問看護ステーションなかがわ(以下,当STと略す)は,在宅で療養している患者や家族が安心して療養生活が継続できるよう,質の高い訪問看護を提供していきたいという主旨のもとに,1995年6月から訪問看護事業を開始した(表1).訪問の対象地域は名古屋市中川区・中村区・港区の3区である.
今年5月末現在,利用者は83名.利用者の年齢は人工呼吸器を装着している4歳の小児から95歳の高齢者まで,幅広い年齢層である.母体病院や近隣の病院からの紹介が90%を占め,在宅IVH・人工呼吸器・CAPD.在宅酸素・各種カテーテル装着・ターミナル期など医療依存度の高い利用者が多く,利用者1人当りの訪問回数も多いのが当STの特徴である.
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