特別記事 新世紀の看護にふさわしい臨地実習教育へ―第23回国立医療技術短期大学部看護学科協議会総会シンポジウムより
21世紀における臨地実習について
大室 律子
1
1文部省高等教育局医学教育課・看護教育
pp.777-779
発行日 1997年10月25日
Published Date 1997/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901698
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
近年,わが国の保健・医療・福祉を取り巻く環境は,類例をみない超高齢社会の到来や疾病構造の変化等により,大きな変革期にあります.国民の健康に関するニーズも増大し,患者にとっては病いと共存しながら,如何に質の高い人生を送れるかが課題になっており,医療の他に介護や福祉まで含めた総合的社会保障の再検討が進められています.医療人に期待されるものも多く,現在,文部省においても21世紀の医療人育成の在り方について検討されているところです.それらに伴って,看護婦等の教育事情も大きく変わり,来世紀においては,看護学教育における臨地実習の在り方も変化して来るものと考えられます.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.