特集 期待される地域包括ケア病棟・療養病床
地域包括ケア病棟の役割と今後の課題
仲井 培雄
1,2
1地域包括ケア病棟協会
2医療法人社団和楽仁 芳珠記念病院
pp.852-857
発行日 2016年11月1日
Published Date 2016/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210354
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●地域包括ケアシステムを活性化し,地域医療構想で回復期機能を期待されている地域包括ケア病棟は,ポストアキュート,サブアキュート,周辺機能の3つの受け入れ機能と2段階の在宅,生活復帰支援の4つの機能を持つ.
●院内多職種協働では,リハ包括算定を活かしたオンデマンドの生活回復リハであるPOCリハやリハ栄養,認知症対応,多剤併用の減薬などが重要である.
●地域内多職種協働では,規範的統合の下にハブとなる地域リーダーがフォーマル・インフォーマルサービスを緩やかなネットワークで活性化する.
●2016年度診療報酬改定により,使い勝手が良くなる最大で最強の地域包括ケア病棟が,「ときどき入院 ほぼ在宅」を促進する.
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