特集 POSの輪を広げよう―第17回日本POS医療学会報告
一般演題Ⅱ
看護診断・PONR導入への1ステップ―定期記録勉強会を通じて
穴井 めぐみ
1
,
住野 堪子
1
,
近藤 カヨ子
1
,
村山 由起子
1
,
山品 則子
1
,
篠原 真由美
1
1新日本製鉄株式会社八幡製鉄所病院記録委員会
pp.1066-1067
発行日 1995年11月30日
Published Date 1995/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901254
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はじめに
当院は病床数453床,看護婦数300名(パート含む),11単位の病棟を有する総合病院である.私たちは患者中心のよりよい看護をめざして,看護過程という問題解決過程を毎日の業務の中で展開している.「従来の経時的看護記録形式では,看護の展開の跡がみえないのはなぜか」との疑問を振り返り,1993年に看護記録委員会を設置した(構成員は婦長3名・スタッフ3名).
看護過程の展開が見える,継続性のある記録をめざして,看護診断・PONR形式を導入し,看護記録用紙を改善すると同時に,看護診断・PONRの知識習得と事例展開能力を養うために勉強会を定期的に行なっている.今後の看護診断・PONR形式定着の指針を得るために,取り組みの経過をまとめたので,報告する.
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