特集 POSの原点と臨床への応用—第10回POS研究会記録
一般演題
PONRの実際—看護計画ルチーン用紙による個別性の向上を目指して
池端 真巳子
1
,
原田 みずえ
1
,
川根 敏子
1
,
岩品 希和子
1
,
村木 伸子
1
1浜松医科大学付属病院西9階病棟
pp.764-767
発行日 1988年11月30日
Published Date 1988/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908580
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はじめに
私たちは,PONRに看護過程における看護計画を取り入れ,両者の特徴を生かした看護展開を試みてきた.その後,看護記録の監査を繰り返し,記録の質の向上を目指してきた.昨年は問題点の表現方法の工夫に取り組み,個別性を含んだ問題点が挙げられるようになった.
しかし監査を実施すると,具体策での個別性の向上が,他の監査項目に比較すると劣っていることに気付いた.具体策に個別性が含まれにくい原因の1つとして,看護計画ルチーン(以下,ルチーンと略す)を活用していたことが考えられる.
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