特集 POSの原点と臨床への応用—第10回POS研究会記録
一般演題
当院におけるPONRの現況と問題点—委員会活動を通して
依田 いづみ
1
,
中川 さと子
1
,
後藤 ナツ子
1
1宮城県立成人病センター看護部
pp.795-797
発行日 1988年11月30日
Published Date 1988/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908588
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はじめに
当院の看護記録へのPOS導入は,昭和55年に一内科病棟で看護経過をSOAPで記録することからであった.その後,一部の医師と共に糖尿病フローシートを作成し,診療にも役立っている.
昭和58年10月に看護部全体への普及,推進の目的で委員会が設置された.委員会の活動は全体研修や各パート毎の学習会の推進である.しかし目立った成果が表われていないのが現状である.問題点として,①看護経過記録の中のA,Pが少ない,②看護計画表(問題点リストと評価のチェック)と経過記録の関連が少ない,③問題点の文章化が不十分である,④医師と共に取り組んでいない,などが挙げられる.
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