特集 POSの原点と臨床への応用—第10回POS研究会記録
一般演題
獨協医科大学病院看護部におけるPONRの導入と展開—産婦人科病棟におけるPONRの実際から
佐山 静江
1
,
稲葉 かおる
2
,
板橋 イク子
2
,
出井 セツ子
2
,
熊倉 みつ子
2
,
渡邊 暎子
3
1獨協医科大学病院産婦人科
2獨協医科大学病院
3獨協医科大学病院看護部
pp.804-807
発行日 1988年11月30日
Published Date 1988/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908591
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はじめに
獨協医科大学病院看護部では,昭和57年より看護過程に沿った看護と看護記録の検討に取り組み始めた.昭和58年,付属看護専門学校の教育にPONRを取り入れることをきっかけに,看護部の目標を「PONRの導入」とし,昭和60年3月には全病棟が一斉にPONRを導入した.さらに看護過程に沿った看護の実施,記録の充実を図るため,昭和61年に「看護記録基準」を作成し活用している.
昭和62年からは,各病棟の特性に合わせたプライマリ・ナーシングケアの理念を生かしたグループ担当制看護を実施し,さらにPONRの充実を図っている.今回,当看護部の看護記録様式を紹介し,産婦人科病棟における‘PONRの導入からグループ担当制看護の実施まで’の流れを報告する.
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