調査・研究
高齢者の健康教育―企画立案と模擬クラスの発表を取り入れた演習授業
小泉 美佐子
1
,
高村 寿子
1
,
大塚 きく子
1
,
内田 広美
1
1自治医科大学看護短期大学
pp.820-824
発行日 1995年9月25日
Published Date 1995/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901202
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はじめに
当短大では,「老人保健(老人保健論と称しているので以下老人保健論とする)」の授業において,1993(平成5)年度より「高齢者の健康教育」といった単元を設け,グループ演習を中心とした授業を行なっている.この授業は,学生に地域の高齢者を対象とした健康教育の企画を立案させ,その模擬クラスの展開の一部を発表するというものである.
本学の教育理念には「病気をもった患者の看護にとどまらず,健康の保持・増進のための健康教育ができるようにする」「広く地域社会の中に学習状況を作り,保健・医療・福祉に寄与する経験を持つことができるようにする」といったことがうたわれており,授業科目に「健康教育概論」をおくなど「健康教育」は本学のカリキュラムを特色づける1つとなっている.そして,この単元は老人看護学の教員と健康教育学を担当している教員が共同して授業を企画・実施している.
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