調査・研究
看護文献のコンピュータ検索―訪問看護・在宅ケアを例として
和田 佳代子
1
1昭和大学附属鳥山看護専門学校図書室
pp.825-830
発行日 1995年9月25日
Published Date 1995/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901203
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はじめに
看護学の文献を調査するのに,従来は「日本看護関係文献集」「最新看護索引」「医学中央雑誌一看護学」などの2次資料を中心に,分類項目やキーワード(事項=件名〉を使ってマニュアル検索を行なってきたが,近年,コンピュータの発達によりキーワードを入力するだけで,求める文献が瞬時に検索できるようになった.いわゆる機械検索である.
日本の多くの医学図書館や,病院図書室,看護大学,看護短期大学の図書館では,2次資料のCD-ROM版の出現と普及により,利用者に便利で経費等の負担が少ない(多くの場合無料)検索が可能となってきた.それら多くのデータベースのうち,どのデータベースがどれだけ有効利用できるかを,共通のキーワード(検索項目)を用いて比較検討した.今回は,雑誌文献検索における代表的2次資料である医学中央雑誌とMEDLINE(CD-ROM版),および図書の検索としてNACSIS-IR(文部省・学術情報センターのオンラインファイル)を用い,看護学の図書そして雑誌論文の検索戦略(方法)とファイルの特徴をあわせて述べてみたい.
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