連載 学生のための看護診断入門・13
手術を受ける患者の術前看護診断
中俣 直美
1
,
堤 由美子
1
,
中馬 成子
1
,
三浦 陽子
1
,
田畑 裕子
1
,
別府 博子
1
,
柴田 恭亮
1
,
鹿島 友義
2
1鹿児島大学医療技術短期大学部看護学科
2国立南九州中央病院
pp.364-367
発行日 1995年4月25日
Published Date 1995/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901105
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手術を受ける患者の多くは,これで病気が治癒すると期待する一方で,同時に様々な恐怖や不安を抱いている.こうした患者に対する手術前看護のポイントは,患者が手術という危機を克服できるように,身体的・心理的に準備,調整することである.
今回の事例は,疼痛としびれを主訴とした整形外科的手術を控えた患者である.学生は,患者の身体的苦痛の緩和を行ないながら生活を整え,患者の抱えた不安の軽減を図りつつ手術に向けての援助を行なった.この事例を通して,術前における患者の問題に対してどのような看護診断を用いるのかを検討してみたい.
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