海外文献にみる看護教育学研究
セルフケアのプロセス:感覚と症状の検討
レミュー みぎわ
1
1北海道医療大学看護福祉学部看護学科
pp.344-345
発行日 1995年4月25日
Published Date 1995/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901100
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セルフケアの概念は日本でも受け入れられ,看護教育の中でも取り上げているところが多いと思われる.人々が身体の変化(感覚と症状)を確認し評価するというのは,セルフケアの最も基本的プロセスの1つである.本文献は,この主観的な情報処理過程に焦点をあてたCommonSenseモデルの概要を紹介し,さらにこのモデルを用いた3つの研究分野からの文献検討を行ない,各研究分野の成果がどのようにセルフケアの知識に貢献するか,看護実践への関連,今後の研究の方向性について述べたものである.
なお,Common Senseは一般的な感覚とか常識といった意味があるが,ここではそのまま原語を用いた.また,representationを描写と訳したが,Common Senseモデルおよび本文献では,状況分析的な意味が込められている.
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