◆研究と報告
当園における感覚統合療法の実際とその検討
田村 良子
1
,
久保 進
,
石黒 千代子
,
大橋 光伸
1富山県立高志学園
pp.48-55
発行日 1984年8月15日
Published Date 1984/8/15
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はじめに
肢体不自児施設である当園において,感覚統合療法を開始したのは,言語発達遅滞を主訴に,言語外来訓練を受けていた子供の中で,医師の診察により,微細脳障害症侯群(MBD)と診断された子供が最初であった。以後,学習障害児や自閉症児にも感覚統合療法を実施するようになり,現在に至っている。
今回,各種検査が可能で,経過を追跡しえた症例の内,3例を紹介しながら,我々のおこなってきた感覚統合療法の効果や,検討すべき点について報告したい。
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