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特集 知的障害児者への作業療法—支援スタイルの現在と未来
遊びを通して元気になれる—子どもにとっての遊びとは
People can be energized throgh play: What is play for children?
高畑 脩平
1
Shuhei Takahata
1
1藍野大学
pp.1244-1249
発行日 2021年10月15日
Published Date 2021/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202729
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Key Questions
Q1:「遊び」の発達的意義は?
Q2:楽しく遊ぶポイントは?
Q3:知的障害児の遊びを支援するポイントは?
はじめに
作業療法は「人は作業を通して健康や幸福になる」という基本理念と学術的根拠に基づいて行われる.子どもの場合,「作業」の部分を「遊び」に置き換えて表現することもできるであろう.そのため,遊びをどのように捉え,活用し,支援をしていくかはOTにとって重要なテーマである.
本稿では,まず「遊び」の理論的枠組みを整理することを目的に,遊びの定義,遊びの発達的意義を概説する.そのうえで,臨床的応用として「楽しく遊ぶために参考となる理論」を紹介し,最後に本稿のテーマである「知的障害児の遊びを支援するポイント」を解説する.
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