特集 学生と看護診断に取組もう
基礎看護学の中での展開―カリキュラムに看護診断を導入した教育内容の実際
佐々木 かほる
1
,
清水 千代子
1
,
河野 エイ
1
,
萩原 久子
1
,
北爪 明子
1
,
中西 陽子
1
,
春山 早苗
1
,
菊入 末子
1
,
佐俣 栄子
1
1群馬県立福祉大学校看護学科
pp.16-21
発行日 1992年1月25日
Published Date 1992/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900323
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看護診断を基礎看護学に導入した背景
本校では非常勤講師が多いことから,教育理念や目標が徹底されていなかったために,講義内容の重複や間隙が多かった.そこで,教育理念や教育目標・教育内容等を確認しあう目的で,昭和63年より,専任教員全員参加のもとで,カリキュラム作成について学習会を持ちはじめた.今まで,目を通すことのなかった一般教科目や専門基礎科目をも含め,各科目の内容を改めて考えることができた.
その経過の中で,看護教育の内容を考える根拠として,概念枠組みの必要性を感じ,上位概念に人間・社会・健康・看護の4つをあげた.また,看護の理論的基礎としてV・ヘンダーソンのニード論を基に,薄井の考え方を継続し,生かした看護モデルを用いることにした.
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