特集 クオリティオブライフとPOS―第16回日本POS医療学会報告
一般演題Ⅲ:POSと診療録・看護記録
POSと看護記録の再検討―看護診断を活用して
大谷 利江
1
,
野村 裕子
1
,
長村 真喜子
1
,
田中 澄子
1
,
宮嶋 しげの
1
,
金丸 比都美
1
,
山田 千恵
1
,
下出 早苗
1
1金沢医科大学病院
pp.1031-1032
発行日 1994年11月30日
Published Date 1994/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901005
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はじめに
看護におけるPOSは,患者に質の高いケアを提供する効果的なシステムとされているが,従来の形式の記録では,看護ケア計画の立案,実施が不十分で,POSが生かされていなかった.このことには,POSにおけるプロブレムとして,看護の問題が明確にされていなかったことに大きく起因していると考えられる.
そこで,POSによる,より効果的な看護記録の充実を図ることを目的として,まず今回はプロブレムに看護診断名を用いて看護記録を記載し,このことによる看護の質の変化を検討することとした.
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