特集 これからの医療とPOS—第8回POS研究会報告
Ⅲ．シンポジウム1‘POSと医療システム’
POSによる看護記録の評価
阪野 栄里子
1
,
横田 和子
1
,
刑部 万寿美
1
,
川根 敏子
1
,
石代 まさ子
1
,
板倉 晶子
1
,
花井 誘美
1
,
池端 真己子
1
1浜松医科大学附属病院 西9階病棟
pp.883-886
発行日 1986年12月30日
Published Date 1986/12/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908312
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看護記録は，単なる画一的な疾病の経過の記載に終わるものではない．看護記録が看護実践をいかに的確に記載し得るかということが，看護の質を評価する基準となる．
我々は質の高い継続的な看護を目指し，昭和57年より記録の充実に取り組んできた．まず当病棟での‘看護展開の枠組’を明確にし，看護計画に沿った実践の記録がなされるよう試行錯誤してきた．患者入院時の情報収集から監査までを通して看護の実践および記録が一応軌道に乗った現在，我々の目指した看護の実践がPOS記録の中で生かされているか，評価してみる時期であると思われる．そこで今回1症例の看護記録の監査を通して，質の高い継続的な看護がなされているか評価してみたい．
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