特集 情報化時代のPOS—第13回POS研究会報告
一般演題
POSによる訪問看護記録の試み
野沢 陽子
1
,
葛貫 恵子
1
,
片山 美智子
1
1平塚共済病院
pp.774-782
発行日 1991年11月30日
Published Date 1991/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900295
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はじめに
当院における訪問看護婦は病棟勤務を兼ねており,婦長を含む4名で構成され,受け持ち制をとっている.また,応援メンバーとして各セクションより卒後2年目以上の看護婦が輪番で参加しているが,学習的効果が高まると好評である.
訪問看護記録はPOSに基づく記録を申し合わせてきたが,徹底されず,叙述的な記録になっていた.そこで,この度様式を一変してフローシートを大幅に取り入れたところ,患者個々の問題が明確になり,訪問看護婦間の伝達やケア方法にも一貫性がみえてきた.さらに,記録が簡便化されて記録しやすくなったと共に,記録に要する時間の短縮が図れるなどの改善をみることができた.
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