特集 クオリティオブライフとPOS―第16回日本POS医療学会報告
一般演題Ⅲ:POSと診療録・看護記録
問題意識を高めた移動式カーデックスの有効性―フローシートを併用して
青山 節子
1
,
長岡 明子
1
,
森 てる子
1
,
鶴端 チエ
1
,
村田 睦子
1
1岩手県立中央病院
pp.1033-1034
発行日 1994年11月30日
Published Date 1994/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901006
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はじめに
当病院ではPOSを導入し,6年が経過した.カーデックスには,患者の問題点に沿った看護計画が記載され,質の高い看護展開が求められている.
しかし現状では,検査,処置中心の看護業務になりがちで,患者個々の問題点を意識したかかわりが少なく,看護計画に生かされていない.また看護記録には処置中心の経時記録が多く,問題ごとのSOAP記録が少なかった.それは,10数名の患者を受持つ看護婦が,全員の看護計画を把握しきれず,看護の継続性も見えないためであった.
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