特集 医療の多様化とPOS―第15回日本POS医療学会報告
一般演題
POSにおける看護の枠組みと看護診断活用によるケア効果―研修を活用したPOS記録委員による院内浸透の実際
相澤 みどり
1
,
上田 笑子
1
,
石垣 ひで
1
,
千葉 絵利子
1
,
高橋 久美
1
,
鴨田 玲子
1
,
菊地 登喜子
1
1東北公済病院
pp.976-979
発行日 1993年11月30日
Published Date 1993/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900725
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はじめに
今回は,M. ゴードンの枠組みと看護診断(過程を綿密にふむこと,およびNANDAの診断名を活用すること)による効果的なケアの実践をいかに院内に浸透させていくか,「POSと看護診断」に関する院内研修でのPOS記録委員(以下POS委員とする)の働きを中心に検討した.
すなわち,1992,1993年の「POSと看護診断」に関する院内研修において,2年間にわたり継続して指導援助に携わったPOS委員6名,同6名に指導援助を受けた卒後1年目看護婦(以下1年目看護婦とする)20名,および卒後4年目看護婦(以下4年目看護婦とする)5名によって展開された学習と指導のすべての記録を対象として,質的分析を行なった.
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