特集 クオリティオブライフとPOS―第16回日本POS医療学会報告
一般演題Ⅱ:POSと患者ケア
脳梗塞により身体可動性,セルフケア能力の障害をきたした患者の看護展開
土床 幸江
1
,
森脇 恵美子
1
,
佐々木 峰子
1
,
八重 樫弥生
1
,
浜野 温子
1
,
八重 美枝子
1
,
日高 艶子
2,3
1医療法人社団清和会西川病院
2久留米大学文学部人間科学科
3聖マリア学院短期大学
pp.1007-1008
発行日 1994年11月30日
Published Date 1994/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900996
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はじめに
今回,私たちは脳梗塞により,身体可動性,セルフケア能力に問題が生じ,無力感に陥った患者に対し作業療法士とゴールを共有し介入を行なった.その結果,機能回復,セルフケア能力の拡大,無力感の改善をはかることができた.
患者が,健全な自己概念を持ちセルフケアを行なうこと,また,看護者のその人らしさを尊重した働きかけが,よりQOLを高めることをこの事例を通して認識した.今回は,セルフケアの看護展開に焦点をあて報告する.
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