特集 クオリティオブライフとPOS―第16回日本POS医療学会報告
一般演題Ⅱ:POSと患者ケア
外来看護相談室におけるPOS―インスリン自己注射の患者指導を通して
具志堅 美智子
1
1医療法人仁愛会浦添総合病院外来看護相談室
pp.1004-1006
発行日 1994年11月30日
Published Date 1994/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900995
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はじめに
当院は,創立13年ベッド数302床の民間総合病院である.1990年にコンピュータオーダリングが導入され,外来看護は事務処理業務から解放された.が,診療補助業務中心の看護に変化はみられなかった.外来看護の質的転換を目指し,1992年5月,専任看護婦による外来看護相談室がオープンした.同年11月には,在宅療養看護指導が始まった.看護記録はPOSを用いることにした.
在宅療養看護指導対象者のうち,39名の自己注射患者を活動開始の対象とした.1993年1月には,とりあえず引き受けていた入院業務を整理し,相談・指導の体制を整えた.相談室の活用は,入院困難なインスリン導入患者の相談から始まった(図1).
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