調査・研究
情意領域における教授法の検討―体験学習から見た学生の対応の傾向
犬童 幹子
1
,
三野 文子
1
,
芦阪 厚子
1
1大阪府立公衆衛生専門学校
pp.848-853
発行日 1992年11月25日
Published Date 1992/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900485
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授業(疾患をもつ患者の看護)の構成を考える時,健康問題の側面についての教授内容は疾患,病態,治療,検査などの理解,健康段階ごとの看護の特殊性の学び,疾患に伴う看護技術,健康障害に伴う人間の心理,教育的援助(患者指導,家族指導,集団指導)等である.方法は講義形式がおおかたを占め,その評価は質問紙試験実施により専門的知識,技術の達成状況を測定している.
看護状況における患者への対応は接する援助者が患者を知的側面,感情的側面,行動的側面1)から理解するよう心がけ,人間関係能力を発揮しながら専門的看護知識や技術を応用し,評価しながら健康維持,回復への援助を展開させていくものと考える.
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