特集 ビデオ教材の有効な利用法と作り方
看護教育におけるビデオ教材の有効性
加藤 万利子
pp.411-415
発行日 1992年6月25日
Published Date 1992/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900395
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押し寄せる情報の波に押し流されそうな現代にあって,たとえ自己の周辺領域のことであっても,すべてを知ることは不可能だと言ってよい.このような中では,教師自身が知らないことがあるという認識の上に立って,教師は学習情報をマネージする「インフォメーションワーカー」であるという自覚をもつ必要があると言われている.
一方,コンピュータがとか,ビデオがと言うように技術的制約を先行した議論をすることは,その可能性より,その限界や悪影響を論じる時だと言われている.電子メディアをすべて統合できるハイパーメディアの出現が可能になってきた今,このハイパーメディアに期待されるのは学習情報を提示することでなく,これまで頭に詰め込んでおいた情報をある程度メディアに置き換えることができることである.
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