海外文献にみる看護教育学研究
学習スタイルの好みと教育工学:一方通行のビデオ教材 VS. やり取りのできるビデオ教材
塚本 友栄
1
1国際医療福祉大学
pp.1144-1145
発行日 1996年12月25日
Published Date 1996/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901526
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文献:Yoder, Marianne E:Preferred Learning Style and Educational Technology:Linear vs. Interactive Video, NURSING & HEALTH CARE,15(3),128-132, 1994.
学習を改善する
教育工学への関心がもたれ続けてきたこととは対照的に,高等教育においては,学生の学習方法を理解する体系的な努力がなされてこなかった.Bok, D. は,「教師は,批判や評価に時間を費やし,自分自身の教授方法を改善する努力が少ない」と指摘している.
教授―学習過程の理解は,専門職教育にとって重要である.1990年代,看護学教育が直面している主要な問題は,学力の低い学生の入学が増えたことである.これらの学生の教育には,難しい面がある.Bok, D. は,教育工学がそのような学生の学習方法を改善すると述べている.
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