特集 当校の新カリ対策 何をどう展開しているか
病理学の症候論的アプローチ その具体的な授業展開
橋本 智子
1
,
能川 ケイ
1
,
森下 久美子
1
,
梶田 初美
1
,
松居 博子
1
,
寶毛 良子
1
,
山﨑 千枝美
1
1兵庫県立総合衛生学院
pp.582-589
発行日 1991年10月25日
Published Date 1991/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900260
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はじめに
20年前にカリキュラム改正があった時と,今回のカリキュラム改正が行なわれた際との大きな違いはどこにあるであろうか.それは,我々の感触では,看護教育に携わる教員のひとりひとりが,看護教育の独自性や主体性を自覚的に認識しえたことにあるのではないかと考える.
そして,そのように認識できるようになれたことは,看護の教育内容全体が把握されうるようになってきたことを意味すると思う.その要因に,機関の持つニードと制約の中で,教育をどう構築していけばよいのかという展望に加えて,教育内容の抽出の方法論をも持てるようになってきたことがあげられよう.もっとも,このような観点は,看護教育に対する非常に肯定的な考え方であるのかも知れない.
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