特集 当校の新カリ対策 何をどう展開しているか
ゆとりある基礎実習―臨床と講義の結びつきを大切に
沢田 成子
1
1北海道立旭川高等看護学院
pp.590-597
発行日 1991年10月25日
Published Date 1991/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900261
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はじめに
今回のカリキュラムの改正の主旨の1つである「ゆとり」のある教育の実現を意図し,総時間数が3375時間から3000時間に減少した.
伊藤暁子氏は「ゆとりある教育とは学生を信じ,学生の無限大の成長を期待して秘めた力を引き出し伸ばすことだと思います」1)と述べている.単に時間数が減少したということではなく,限られた時間の中味を充実させることが大切であると考えた.そのために私たちは従来の教育内容を振り返り,学生が自主的に学習に取り組む姿勢づくりをめざして検討した.
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