特集 看護教育研究
看護教育研究の発展・向上を
松木 光子
1
1大阪大学医療技術短期大学部
pp.152-159
発行日 1990年3月25日
Published Date 1990/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900026
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はじめに
今日,看護教育研究が極めて隆盛であるのは,看護協会主催の日本看護学会が,この領域においても,看護教育分科会という1つのマンモス学会を構成していることからも明らかであろう.また,他の団体主催の看護科学学会や看護研究学会においても,看護教育研究は数多く発表されている.さらに,本誌のような『看護教育』の専門誌においても,看護教育研究の投稿は数多くあると聞く.
これら数多くの研究発表は,確実に看護教育学の体系を形成しつづけているであろうか.また,看護教育学体系の中で,各研究が着実に積み上がっていっているであろうか.さらに,その個々の研究成果が,教育に反映されているであろうか.研究成果が適用されて,看護教育の質に影響し,現実の看護はよりよく変化したといえるであろうか.
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