特集 理学療法の展望
21世紀の理学療法―私はこう考える
研究分野の発展
浅井 仁
1
Asai Hitoshi
1
1金沢大学医学部保健学科理学療法学専攻
pp.902-903
発行日 1996年12月15日
Published Date 1996/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104933
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これまで,理学療法士の養成は専修学校や短期大学が中心であった.研究指導という観点からすると,卒業研究を課している学校もあるが,時間的にも内容的にも満足のいくものではなく,医療技術者養成のための教育であった.21世紀になると理学療法士の養成は4年制大学が中心となり,研究者養成のための修士課程,博士課程が充実してくるものと推察される.
4年制大学による理学療法士教育課程が設置されたことにより,臨床教育だけではなく,理学療法を学問として位置づけ,基礎から臨床応用に至るまでの研究体制の確立が必要となってきた.
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