特集1 新人教員の「困った」を考える
先輩看護教員が語るこれまでの「困った」と乗り越え方―専門学校教員の立場から
出﨑 由華
1
1埼玉県立高等看護学院
pp.550-554
発行日 2022年10月25日
Published Date 2022/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201982
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
私が看護教員になった初日は、平成から次の元号(令和)が発表された世の中的にも記念すべき日でした。「令和」には、「人々が美しく心を寄せ合うなかで、文化が生まれ育つ」という意味が込められているそうです。そんな記念すべき日に、看護教育の現場に思いきって飛び込んだ私は、新しい文化が生まれ育つことへの期待と不安を胸に、看護教員の道を歩き始めました。このような私ですが、看護教員になって初めて経験した「困った」は、入職すぐに臨地実習の担当になったことでした。看護教員になって初めて経験した「困った」から3年が過ぎ、看護教員4年目を迎えた今も、日々変化する困りごとと闘っています。
今まで、日々変化する困りごとをどう乗り越えてきたのか、自分でもじっくり考えたことはありませんでした。この機会に看護教員の道のりのなかで経験した「困った」をどのように乗り越えてきたのか、自分なりに振り返ってみましたので、その内容をお伝えします。
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.