特集 新型コロナウイルス感染症 これからの学校・教育
緊急事態宣言下における教育機関の可能性を追求する―東京慈恵会医科大学地域連携看護学実践研究センターの取り組み
佐藤 紀子
1
,
北 素子
1
,
梶井 文子
1
,
佐竹 澄子
1
,
高橋 衣
1
,
浅川 友祈子
1
,
細坂 泰子
1
,
山下 真裕子
1
,
中原 直哉
2
,
荒谷 美香
3
,
玉上 淳子
4
,
朝倉 真奈美
5
,
長谷川 陽子
5
,
澤田 佳南
4
,
佐藤 亜海
4
1東京慈恵会医科大学医学部看護学科
2東京慈恵会医科大学 基礎・臨床講座
3慈恵第三看護専門学校
4東京慈恵会医科大学葛飾医療センター
5東京慈恵会医科大学附属第三病院
pp.902-911
発行日 2020年10月25日
Published Date 2020/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201585
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JANPセンターの取り組み
学校法人慈恵大学には、東京慈恵会医科大学、4つの附属病院(附属病院〔本院〕、葛西医療センター、第三病院、柏病院)と1つのクリニック(晴海トリトンクリニック)、学校法人慈恵大学の2つの看護専門学校と公益社団法人東京慈恵会の1つの看護専門学校がある。看護学科は医学科1年生も学ぶ国領キャンパスのなかにあり、附属病院の1つである第三病院・第三看護専門学校も同じ敷地内にある。
東京慈恵会医科大学地域連携看護学実践研究センター(Jikei Academic Nursing Practice Center for the Communty。以下、JANPセンター)は、東京慈恵会医科大学の学長直属の組織として2018年に看護学科に設立された。センターは「地域住民の生きる力を看護の力で支える」ことをめざし、「みんなの活動」「みんなの保健室」「みんなの学び場」の3つの部門と、部門を支える「ニーズリソースマッチンググループ」と「広報グループ」で組織化している。看護学科教員と大学院看護学専攻、看護学科に隣接する第三病院の看護部、総合診療部、看護学校教員、そして狛江市・調布市の行政や医師会などとも連携し、模索しながら活動している(写真1)。
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