増大号特集 特集1 カリキュラム編成の指針
【対談】なぜ、今カリキュラムを考えるのか―「カリキュラム編成ガイドライン」のねらいと活用に向けて
佐藤 浩章
1
,
池西 静江
2,3
1大阪大学全学教育推進機構教育学習支援部
2一般社団法人日本看護学校協議会
3Office Kyo-Shien
pp.640-650
発行日 2020年8月25日
Published Date 2020/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201538
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看護教育の「カルチャー」を問う
池西 まず、日本看護学校協議会で、令和元年度厚生労働省「看護師等養成所におけるカリキュラム改正支援事業」カリキュラム編成ガイドライン*(以下「ガイドライン」)を作成した経緯についてお話しします(表)。
従来、看護師等養成所の教育は、単位制ではありつつも、「こういう内容で何単位・何時間の教育をすること」と細部まで決められており、各教育機関の裁量が少なかったといえます。
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