特集 「地域・在宅看護論」をカリキュラムにどう取り入れるか
「生活者」としてとらえることを基盤としたカリキュラムの編成
三宅 久枝
1
1北里大学保健衛生専門学院保健看護学科
pp.556-563
発行日 2020年7月25日
Published Date 2020/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201520
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はじめに
昨年公表された「看護基礎教育検討会報告書」1)では、看護基礎教育において、対象を生活者としてとらえ、地域に暮らす人々の理解とそこで行われる看護について学ぶことの強化が示されました。北里大学保健衛生専門学院(以下、本学院)では、従来から看護の対象を「生活者」ととらえることを基盤としたカリキュラムで教育を行っています。本稿では、本学院の「生活者」に関連した基礎看護学・在宅看護論の教授法やその展開、さらに新カリキュラム構想の一部を紹介します。
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