焦点
東京都立看護専門学校における新カリキュラム編成過程の概要と試案
篠原 千鶴子
1,2
,
水澤 晴代
1,3
,
安井 静子
1,4
,
加藤 奈保美
1,5
,
村田 久美
1,6
,
宮本 道代
1,7
,
山田 智子
1,8
,
蘆田 洋子
1,2
,
高橋 幸恵
1,3
,
石橋 康江
1,7
,
黒川 美恵子
1,8
,
宮野 恵美
1,6
,
大竹 由美子
1,4
,
渕野 佳澄
1,5
,
安藤 百合子
1,2
,
篠崎 由紀子
1,9
,
中山 富子
1,10
1東京都立看護専門学校新カリキュラム検討委員会
2都立板橋看護専門学校
3都立広尾看護専門学校
4都立青梅看護専門学校
5都立南多摩看護専門学校
6都立北多摩看護専門学校
7都立荏原看護専門学校
8都立府中看護専門学校
9東京都福祉保健局医療人材課
10帝京平成大学 ヒューマンケア学部看護学科
pp.324-332
発行日 2020年4月25日
Published Date 2020/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201465
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はじめに
東京都立看護専門学校(以下、都立看学)7校では、これまでも看護教育充実に向けた取り組みを継続して行ってきた。今回、第5次カリキュラム改正を見越して、2015(平成27)年度から「看護基礎教育の充実プロジェクトチーム」(以下、PT)を立ち上げた。変化する社会の現状をふまえたうえで、次世代の看護を担う学生を育成するカリキュラムの編成をめざして活動を始めた。
まず、社会から求められる看護師像および都立看学で育成したい看護師像をもとに、教育理念、教育目的、教育目標、卒業生像を検討した。2018(平成30)年度から開始された厚生労働省「看護基礎教育検討会」の進捗状況に鑑みながら、現行の指定規則の枠組みをもとに、「育てたい力」ごとに教育内容を抽出・選択し、教育内容の組織化を中心に議論を進めた。
厚生労働省「看護基礎教育検討会」の報告書を受け、保健師助産師看護師学校養成所指定規則および看護師等養成所の運営に関する指導ガイドライン第5次改正案との整合性を確認し、カリキュラムの骨子を作成した。そこで本稿では、これまで取り組んできた都立看学におけるカリキュラム編成過程の概要と試案を報告する。
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