連載 核心に迫る授業改善 インストラクショナルデザインによる事例検討・1【新連載】
アテンションをプリーズしない
平岡 斉士
1
1熊本大学教授システム学研究センター
pp.306-311
発行日 2019年4月25日
Published Date 2019/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201218
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IDの専門家が看護教員とともにお悩みを解決
「役に立ちました」と言われる連載をめざして
本誌の59巻1号(2018年1月号)は「インストラクショナルデザインを活かす」という特集でした。私も執筆者の1人として記事を書きました。あの記事を読んだ方から「おもしろかったです」という感想をいただきました。でも「役に立ちました」という感想は残念ながら今のところ、どなたからもいただいていません。とっても残念なので、「役に立ちました」と言っていただけるような連載を始めたいと思います。
何を書けば「役に立ちました」と言っていただけるのか考えたときに、やはり看護教育に携わる皆様が悩んでいることに対する解決策を提案するのがよいのではないか、と思い立ちました。「Tell me ではなく Show me」すなわち「能書きはいいから、実例を見せろ」というインストラクショナルデザイン(Instructional Design; 以下、ID)の鉄則にも即しています。
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