特集 発達障害の特性がみられる学生への理解と支援
当事者からの言葉
ADHD,ASDの診断を受けた看護学生の悩み
透子
pp.874-877
発行日 2018年10月25日
Published Date 2018/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201095
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私の特徴
私は四年制大の看護学科の二回生です。精神科でADHDとASDの診断を受けています。
ADHDに由来すると思うのですが,私は幼少の頃より,ものを考えることと実際に手を動かすことにギャップを感じていました。頭のなかで考えるときはとてもスムーズに考えが進むのに,そのことを実際の行動に起こすと,ぎくしゃくとした動きになってしまい,うまく捗らないことが日常茶飯事でした。次に,ASDに由来すると思うのですが,社交性に欠け,きわめて限定されたものに興味をもち,執着していました。周囲の子どもたちがみんなで砂場遊びをしているのに,私は1人で竹馬の練習に没頭しているようなことがたくさんありました。
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