増大号特集 実習指導 虎の巻
第3部 実習施設との協働に向けて
教員も慣れない実習先で,技術教育が充分にできない─病棟の見学やタイムリーなミーティングをしましょう
岩﨑 詩子
1
1川崎市立多摩病院
pp.678-679
発行日 2018年8月25日
Published Date 2018/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201051
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昨年度「臨地実習における学生の実習目標達成度に影響を与える要因」という内容で研究を行いました。これは当病棟に実習に来た80名の学生に行なったアンケート結果を分析したものになりますが,その結果からは,実習目標達成度に影響を与える要因として「指導による学習効果」「適切な看護援助の実施」「振り返りからの学び」「看護展開の難しさ」「実践内容と目標の関連性の理解」の5つの項目があがりました。そこで,当病棟では指導者の役割として,以下の点を意識して実習指導を行っています。
(1)「指導による学習効果」が感じられた,自己の「振り返りからの学び」があったなど自己の成長を感じられるよう,学生の課題を見極め,それを克服することで,本人が成長したと感じられるよう指導する
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