連載 わたしのことをわたしから・27
慣れることのできない不自由さ
冨士 雄大
pp.492-493
発行日 2009年6月15日
Published Date 2009/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101350
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相変わらず,いや,病を得てからずっと不自由な生活を強いられています。
いつまでも不自由
脳出血で利き腕である右手を含めて,右半身の自由を奪われました。これがどれだけ我慢のならないことであるのか,健常な方には解らないのは当然です。日常のあれやこれやができないことの口惜しさ。外出は大冒険,家の中での移動も転ばないようにそろりそろりと。いや危ないし,運動機能がおかしくなっていますから“さっさ”とは動けませんので,どうしてもそうなります。
それはもう繰り返しますまい。何も変わりはしないのですから。
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