Brush Up ! CDE●糖尿病療養指導士講座 第6回
チームミーティングからみた視点
浅野 昭道
1
1公立学校共済組合北陸中央病院 内科
pp.643-647
発行日 2007年11月15日
Published Date 2007/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100747
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Case:高血糖のため繰り返し教育入院を要した2型糖尿病の症例
患者:54歳,男性.
職業:自営業(卸売業,主にデスクワーク).
入院時診断:#1.2型糖尿病 #2.高脂血症 #3.高血圧症 #4.脂肪肝.
家族歴:父親に高血圧,叔母に2型糖尿病.
嗜好歴:機会飲酒,5年前より禁煙.
現病歴:20歳時体重48kg,35歳時体重99kg.37歳時に糖尿病,高脂血症と診断.一日摂取カロリーは推定5,000kcal/日.同年に当科第1回目の教育入院.糖尿病食21単位にて高血糖は改善した.退院後体重76kg,HbA1C5.6%まで改善したが,食事・運動療法が継続困難となり91年にはHbA1C10%となった.以後も高血糖のため立て直し教育入院を繰り返し,49歳インスリン療法(NPH16単位/眠前)を導入された.51歳腎症2期,末梢神経障害あり.2005年腎症の悪化もあり,当科第5回目の入院となった.
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