特集 心臓病のリハビリテーション—看護の果たすべき役割を探る
疾患を充分に理解できない心筋梗塞患者へのアプローチ
野元 恵美子
1
,
大塚 トキ子
1
1国立南九州中央病院循環器病棟
pp.901-904
発行日 1985年8月1日
Published Date 1985/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921157
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はじめに
心筋梗塞のリハビリテーションは残余心機能の活用,種々の合併症予防,および早期社会復帰を目的として,入院時から迅速に進められる傾向にある.しかし,過剰な運動はかえって重篤な合併症や再発作を起こす危険性も含んでいる.
リハビリテーションの意義として,社会復帰率の改善,再発作・突然死率の低下等が挙げられているが,リハビリテーションの生理学的意義を体系的に説明することは難しい.
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