特集 「やってくる」事前課題をつくろう!
TBL(チーム基盤型学習)における事前課題の位置づけと効果─TBLを実践した経験と学生の感想から
新福 洋子
1
1聖路加国際大学ウィメンズヘルス・助産学研究室
pp.434-437
発行日 2015年5月25日
Published Date 2015/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200220
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TBLとは
TBL(Team-Based Learning : チーム基盤型学習)とは,米国のLarry Michelesenによって開発,確立された,少人数グループ学習の効果を,多人数クラスにおけるグループ・ダイナミクスに応用した学習方法です1)。チーム課題に一丸となって取り組むことを通し,科目の目標の達成に加え,学生がチームの一員として貢献する能力も同時に身に着けることができます2)。本学の周産期看護学領域では,2年次後期の周産期看護学(基礎)と3年次前期の周産期看護学(実践方法)のなかでTBLを取り入れています3─5)。
TBLでは,事前学習が科目全体の目標達成に極めて大切な位置を占めており,学生が主体的に取り組むことができる事前課題づくりを目指しています。1つの例として,本学での取り組みをご紹介したいと思います。
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