特集 コースポートフォリオで授業改善!
【対談】コースポートフォリオを共有し,看護教育現場をオープンにしよう
田畑 典子
1
,
酒井 博之
2
1奈良県立病院機構看護専門学校奈良校
2京都大学高等教育研究開発推進センター
pp.236-242
発行日 2015年3月25日
Published Date 2015/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200123
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コースポートフォリオは,作成が目的ではない
田畑 今回の特集原稿を読ませていただき,コースポートフォリオにはさまざまな利点があることがわかりました。そこで,看護教員の立場から感じたことやより知りたいことを,酒井先生に伺わせていただきます。
コースポートフォリオは,教員の教授活動が,学習者の成果や途中経過といった形成的な評価が目的・目標に沿って載せられていて,それが授業の進行中にも確認できるのですね。そこでは,このコースはどう組み立てるのか,どういう目的で何をしているものか,学生に何を期待しているものなのか,こういう流れでいけばたぶん科目の設定がうまくいくだろうなという形になっているように思います。このつくり方には,何か順序性があるものなのでしょうか。
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