特集 学習の「質」を高めるパフォーマンス評価
活用する力を評価するパフォーマンス評価
石井 英真
1
1京都大学大学院教育学研究科
pp.684-691
発行日 2014年8月25日
Published Date 2014/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102770
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はじめに
1980年代以降,従来型の評価方法(多肢選択式,穴埋め式等の客観テスト)ではとらえにくい学力の質を評価すべく,英米においてさまざまな評価の方法が生み出された。その中心的な方法として「パフォーマンス評価(performance assessment)」があり,日本でも近年,知識の活用力や汎用的能力などの評価方法として注目されている。
この小論では,パフォーマンス評価とは何か,なぜ今それに注目が集まっているのか,そして,それは看護学教育で長く使用されてきたブルーム(Bloom, B. S.)の行動目標論とどう違うのかを述べる。
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