連載 「看護教育評価演習」におけるパフォーマンス評価への挑戦・2
「看護学教育評価演習」におけるパフォーマンス評価の授業の実際
石川 倫子
1
1東京医療保健大学東が丘看護学部看護学科
pp.718-723
発行日 2012年8月25日
Published Date 2012/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102174
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はじめに
『専任教員養成講習会及び教務主任養成講習会ガイドライン(以下,ガイドライン)』解説(看護教育2011年2月号)で,教育評価の変遷から看護学教育評価にパフォーマンス評価の導入を提案した。
パフォーマンス評価とは,状況的学習論に基づいた高次の学力(活用力・総合力)を評価する方法で,いわゆる現実的で学習者にとって真実味のある文脈において,知識・技能などを総合的に活用しながら展開される,振る舞いやその結果生み出される作品を直接的に質的に評価する方法1)である。
本稿では状況的学習論に基づく評価とその一つであるパフォーマンス評価の必要性を述べ,ガイドラインが提示されて初めての専任教員養成講習会(以下,講習会)で実施した「パフォーマンス評価」の授業展開と授業を受講した研修生(以下,研修生)の学びを報告する。
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